媒染マジック
草木染めする時は、だいたい媒染をします。
私は普通の家のキッチンで染まるので、みょうばんを使うことがほとんど。
みょうばん媒染だと色が明るくなり、鉄媒染だとグレーっぽくなる、というのが一般的です。
でも、先日玉ねぎの皮をアルカリ抽出した時は、念のため、無媒染もやってみました。
実は一度みょうばん媒染ですごく色が変わったことがあって…
ちょうど一年ほど前のこと
紫玉ねぎの皮です。
2個分40gをお鍋に入れ、クエン酸を入れてクツクツ煮込みました。
豆乳で下処理した木綿と絹の端切れとまゆ玉を染めます。
左が木綿、右が絹です。
どちらもいい色ですねー。
玉ねぎの色素をしっかりいただいてます。
では、みょうばんで媒染をば…
ひえええ!!😲😲😲
なんということでしょう😲😲😲😲
あの、赤紫色はどこに行ってしまったのか…😮😮😮😮
あわててここでネットで調べると、
紫玉ねぎの皮染めはみょうばん媒染だと「鶸(ひわ)」色になるらしいんです。
うそーん😧😧😧
さっきの色がよかったー
水でザブザブすすいで、もう一度染液に戻してみました。
上は無媒染
下は一度みょうばん媒染してまた染液に戻したもの。
かすかに奥に鶸色が残っている…💦
なんとも不思議な経験でした。
今冷静に考えたら、あの鶸色も美しかったんですけどね〜。
その時は、「紫玉ねぎの色」にしたかったので、めっちゃあわてました😆😆😆
以後、こういう色に染めた時は、無媒染もやってみることにしてます。
媒染しなくて色が褪せたら、また染めたらいいわー、ってことで。
まあ、みょうばん媒染でここまで色が変わったことは、この時だけですけどね。
媒染マジック、まだまだ奥が深そうです😙
ミント♬ミント♬
先日ご縁があり
ミントを摘んで蒸留する会に参加してきました。
お庭でミントを摘んで、その場で蒸留〜
憧れのシチュエーションです
ハーブをお庭に植えて、摘んできてお茶を飲むとか…🥰🥰🥰🥰
やってみたいなぁ😌
ズボラーにとっては夢のまた夢やけど😆😆😆
ミントの葉をボウルに入れ、蒸留すると、手もお部屋もミントの爽やかな香りがして、じっとりした空気がシャキッとします。
「よかったら持って帰ってくださいね」という嬉しいお言葉に甘えて、摘んだミントを少しお持ち帰り〜
帰りの電車の中でも、こっそり鼻をヒクヒクさせて、爽やかな香りをかいでました〜。
せっかくのフレッシュミント
まずは窓辺に飾ります
あとは、水と砂糖をお鍋でぐつぐつ煮て、ミントシロップを作ってみました。
炭酸水で割ると甘さの後にスッキリ感✨✨
この時期を爽やかに乗り切れそうです♬
そして、今日
冷蔵庫の中を整理していて、大事にとっておいた「ちょっとお高いトマトジュース」発見!
トマトジュースって、レモン汁をちょっと入れても美味しいんだけど
今日は贅沢にミントシロップを入れてみました💕
うーん、絶品💕
もともとトマトの甘さが美味しいんだけど、最後にスーッとくる清涼感✨✨✨
あ、コースターは、玉ねぎの皮をアルカリ抽出して染めたものです🧅
そして、ミントちゃんは…
たくましく、新しい場所で生きようとしています。
植えてみたいけど。
すごーくはびこるという話なので…
どうしようかな〜😅
玉ねぎの皮染め アルカリ抽出大作戦 その4
玉ねぎの皮を
お鍋でぐつぐつ煮出すのではなく、アルカリ性の重曹水の中に一晩浸して色を出す作戦。
シルクはふんわりしたピンク色に仕上がりました。
今回は木綿を染めることにしました。
染めたのは
50cm×50cmのバンダナ1枚
ミニ手ぬぐい4枚(長さ45cmくらい)
シルク染めと同様、無媒染とみょうばん媒染で染めます。
染め液を60℃前後にして
いろんな模様に絞ったバンダナや手ぬぐいをお鍋に入れます。
身近な道具で、シンプルに、でもおもしろい模様をつけたい〜
欲張りな私です😆😆😆
今回は、布をラップで包み、染め時間を調整してグラデーションにもチャレンジ。
30分経ったところで、一度引き上げ、グラデーションするものは、ラップで覆う部分を増やします。
みょうばん媒染チームはここで15分媒染。
無媒染チームはそのまま染液に戻します。
みょうばん媒染チームはさらに染液に20分。
無媒染チームはトータル1時間浸しました。
結果発表〜!!
無媒染のバンダナと手ぬぐいは、こちら
クリップで挟んだところ、かわいい模様になりました。
グラデーションもいい感じです♬
そして、みょうばん媒染チームの手ぬぐいは、こちら!
無媒染より、少し黄みをおびた色になりました。
グラデーション、真ん中の部分は無媒染なのですが、みょうばん液に浸したので、じわじわと色が変わっていました。
よく見ると
真ん中の部分が、みょうばん媒染と無媒染の2つに分かれて、4色のグラデーションになっています😊
こういうことは、やってみないとわからないですね。
いい色に染まりました!
今回の「玉ねぎの皮アルカリ抽出大作戦」はここまで!!大満足で終了です🙌
雨の少ない梅雨。
ベランダにミニ手ぬぐいがパタパタとはためいてます。
晴れていたらあっという間に乾く手ぬぐいちゃんたち♬
長いのもいいんだけど、このサイズもけっこう便利なんですよね〜。野菜の水切りとか、干す時にざるに敷いたりして大活躍。
梅雨時は雨は降って欲しいけど、お天気がいいなら、ありがたくお日さまパワーをもらえる遊びができますね。
さて、
次はこれを使って染めてみまーす😊
玉ねぎの皮染め アルカリ抽出大作戦 その3
【つづきです】
重曹水を使って、玉ねぎの皮を一晩かけてアルカリ抽出し、その液を60℃に温めてシルクの端切れを浸すこと30分。
さてここからどうするのか。
実は、とてもいい色に染まったと思ったら、媒染したら全く違う色になった…という経験がありまして。
それについては、また別で投稿します。
とにかく、酸とアルカリ、金属イオン、何と何がどう結びつくのかわからない…
わからなければ、両方やりましょう☝️
ということで、今回は「みょうばん媒染(アルミ)」「無媒染」の2種類で染めることにしました。
あと、アルカリで染めたものは、酸で「中和」させた方がいいのか?
これも、やってみよう☝️
ということで、染めた端切れを4パターンに分けて染めます。
このあたり、理系じゃないので雑ですが…
①無媒染 染めたものを水ですすぐ
②無媒染 染めたものを、酢水ですすぐ
③みょうばん媒染 染めたものを水ですすぐ
④みょうばん媒染 染めたものを酢水ですすぐ
と分けてみました。
①と②は鍋に戻し
③と④は15分みょうばん媒染後、染液へ
染液が混ざるといけないので、みょうばん媒染チームはチャック付きビニール袋に入れました。
このままさらに20分浸して、①と③は水道水ですすぎ、②と④は酢水ですすぎます。
結果発表〜🥁
みょうばん媒染した方が色は濃いですが、かすかに黄みが勝った色になっているような…
そして、すすぎが酢水かどうかは、色も手触りも、あまり差がないような気がします。
しっかり水道水ですすいだら、特に問題ないのかな。
ということで、実験終了です🧪🌡
では、その結果を踏まえて
シルクのオーガンジーのストールを染めてみました。
染め方は
①無媒染 すすぎは水道水。
そのままの色をいただくことにしました。
淡いピンクのストール、できました。
あまりいい天気ではなかったので、室内に干していたら、窓の外は不思議なピンクの夕焼け空になってました。
なんだろう、この美しさのコラボ。
写真はへたっぴいですが…💦
ストールにアイロンをかけると、さらにツヤ感が出ました✨✨
普通の玉ねぎからもらったと思えない淡いピンク✨✨
いつも通り、まゆ玉ちゃんも染めてみました。
最近のハーブ染め、黄色系が多かったので、ちょっと新しい色にテンション上がります😆😆
シルクがなかなかいい仕上がりなので、次はコットンも染めてみることにします🙋♀️
コットンは染まるのか染まらないのか?
どんな色になるのか?
めっちゃ楽しみです💖
【つづく】
玉ねぎの皮染め アルカリ抽出大作戦 その2
【続きです】
一晩重曹水に漬け込んだ玉ねぎの皮…
朝、ザルで濾してみました。
今までは玉ねぎの皮を煮出して染めていましたが、そうすると明るいオレンジに近い黄色になります。
アルカリ抽出だと、それよりも赤みが強い染液ができました♬
これはちょっと期待できます。
今回は、どんな色に染まるかの実験なので、絹の端切れを何枚か染めることにしました。
染液を50℃から60℃にして、端切れを入れて、待つこと30 分ほど。
淡く色が移っているのがわかります。
ここで一度取り出して水で洗ってみました。
おおお!
なんと愛らしい、淡いピンク💖
ですが…お寿司の「ガリ」のような色でもあります😆😆😆
食いしん坊ばんざい🙌
さて、この後どうしようかな…
媒染すべきか、せざるべきか
それが問題だ☝️😜
【つづく】
玉ねぎの皮染め アルカリ抽出大作戦 その1
【今回は長編なので、何回かに分けて投稿します】
こちらのブログでも、よく草木染めのことを載せていますが、
家庭で簡単に煮出して染められるものは、わりと似たような色になってしまうのです…
染めることそのものは楽しいのですが、たまには違う色に染まってほしい。
媒染を鉄媒染か銅媒染に変えるか、染めるものを購入すれば違ってくるのですが…
その辺にある草で、普通の家庭のキッチンでお手軽に染める
という趣旨から離れたくない…
そんなこんなであれこれネットを見ていたら、ある人のブログで「アルカリ抽出すると、違った色に染まりました」という文章を見つけました!
おっ!
その手があったんだ‼️
そんなに色が違うものなの?!
参考図書を引っ張り出して見てみました。
この本は、自宅キッチンで、手軽に染める私にはとてもありがたい本です。
手順がわかりやすく、写真も豊富。
そして、アルカリ抽出や酸性抽出のことも詳しく書いてあります。
色見本を見ると、なんと、「玉ねぎの皮」が、アルカリ抽出で美しい色に染まるらしい。
なんですって?!
あの、草木染めの初心者向けと言ってもいいくらい、お手軽に染められる「玉ねぎの皮」で、そんな楽しいことが?!😲😲😲😲
なんと、しあわせの青い鳥🕊は、すぐそばにいたんです💕💕(←そういう時に使う表現ではない気がする…😅😅)
幸い、玉ねぎの皮は、いつでも染められるよう、紙袋一つ分くらいは常備してます。
よし、やってみよう!
すぐ、やってみよう!!
まずは重曹を溶かした水に、玉ねぎの皮をつけて一晩置きます。
ではさっそく
これまた便利な容器がありました😅
1000mlの水に重曹小さじ1を溶かし
玉ねぎの皮30 gを一晩漬け込んでみました。
さて、どんな色になるのかな?
次の日をワクワクしながら待つのは、楽しいですね〜😆😆😆
【つづく】
ハーブ染め 続き
昨日の記事の続きです。
綿の布はいろいろ絞り染めをしましたが、シルクの方は地模様があるので、特に絞りは入れずにそのまま染めました。
乾いた布にスチームアイロンをかけると、ふんわりハーブの香りがします。
これがまたいい感じです😊
アイロンかけながら、鼻をクンクン💕
…変なヤツ…🤪🤪🤪
ストールは、糸や織り方によって色合いが変わります😊
ジョーゼットのストールはこんな感じ
ふさつきオーガンジーは、濃い色に
ふさつきストールは、ふさが絡まるといけないので、染める時もそーっと、そーっと扱います😊
前に雑に扱って、干した後えらいことになりました😅😅💦
ミニストールは、地模様があるので、ツヤツヤと美しい〜
端切れもよく染まりました💕
さて、どんな端切れ遊びしましょうかね😊